2018年8月23日木曜日

プロスペクト理論②How To Trade(株式初心者)「プロスペクト理論の父」




  彼が「プロスペクト理論」の父、ダニエル・カーネマンです。

   この理論は、当時、説明が難しい経済学的矛盾を上手く説明した事で、大きな反響を呼びました。そして、彼は、2002年に、ノーベル経済学賞を受賞しました。

   不確実性下において人はどのような予測を立てて行動するのかを説明しているのが理論の中身なのですが、もう少し言葉を加えて説明すると、「見通しが立たず、しかも損得も絡んでいる。人は、そういう状況下において、損失(リスク)を回避してその先にある好機を諦めるのか、それとも、チャンスを活かすためあえてリスクを取るのか」ということです。こういうと、直感に「チャンスを掴みに行く人は少ない」だろうと感じる人が多いと思いますが、全くその通りで、リスクを冒しチャンスに手を伸ばす人が少ない事が理論上、証明されています。

   そして注目すべきは、例えとしては大袈裟かもしれませんが、

  「ロックスターを夢見て、上京する太郎。」

  「夢を諦め、地元の銀行に就職した次郎。」

   このような全く違う考えを持った二人の内、どちらが投資で成功しやすいのかを論理的に説明している点なのです。

  多数派はもちろん就職組でしょう。上がるか下がるかの相場で笑うのはどちら何でしょうか?自分がどちらに属するかイメージしながら考えてみて下さい。

  記事が長くなってきましたので、続きは次回という事にさせて頂きます。

  お読み頂きありがとうございました。
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2018年8月22日水曜日

プロスペト理論①How To Trade(株式初心者)「プロスペクト理論とは」




  「プロスペクト理論」は投資を始めるにあたり初心者が一番はじめに勉強するべきものです。

  この理論は、投資を行う人間の心理がどのようなものかを説明し、ノーベル賞を取りました。

  人々が、相場の中でどんな風に右往左往するのか、もう既に説明されているのです。

  こういうと、自分が他人に勝るための理論のように思われるかもしれませんが、そうではなく、一人の弱い人間が相場という欲望と恐怖が渦巻く世界の中で、確実に歩むための北極星となるのが、この理論なのです。

  大半の人間が相場で財産を失うと言われていますが、どうしてそうなるのか、「プロスペクト理論」を交えながら、何回かに渡って書きます。

お読みいただきありがとうございました。

(次の記事を読む)

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株価検証パソコンシミュレーションのまとめ(THE ROAD TO SUCCESS '7')

 [意外とある相場の偏り」(この記事はこちらから)という記事から始まった、パソコンに投資戦略をシミュレーションさせてみるという今回の内容いかがでしたでしょうか。

 株式投資をギャンブルにしないためには、検証が不可欠です。

    ファンダメンタルズ分析においてもテクニカル分析においてもです。

 又、誰かの話を参考にする場合にでも、その方の過去の発言とその発言後の株価の動きを検証してみる必要があります。
 優位性があったのかなかったのか、検証してみる以外にはありません。そして、その検証とは、ここ最近の1ヵ月などという短い期間でなく、今回のように何十年にわたるべきなのです。

 そして、できれば、一つの銘柄に限らず様々な銘柄、更には、指数や為替、金や原油にまで見られるような偏りそれを見つける事こそ、相場をギャンブルでなく投資たらしめる唯一の道だとブログ主は信じています。

 相場にある偏りや優位性については今後とも検証結果を用いて紹介していくつもりです。今後とも応援の程よろしくお願いいたします。


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