彼が「プロスペクト理論」の父、ダニエル・カーネマンです。
この理論は、当時、説明が難しい経済学的矛盾を上手く説明した事で、大きな反響を呼びました。そして、彼は、2002年に、ノーベル経済学賞を受賞しました。
不確実性下において人はどのような予測を立てて行動するのかを説明しているのが理論の中身なのですが、もう少し言葉を加えて説明すると、「見通しが立たず、しかも損得も絡んでいる。人は、そういう状況下において、損失(リスク)を回避してその先にある好機を諦めるのか、それとも、チャンスを活かすためあえてリスクを取るのか」ということです。こういうと、直感に「チャンスを掴みに行く人は少ない」だろうと感じる人が多いと思いますが、全くその通りで、リスクを冒しチャンスに手を伸ばす人が少ない事が理論上、証明されています。
そして注目すべきは、例えとしては大袈裟かもしれませんが、
「ロックスターを夢見て、上京する太郎。」
「夢を諦め、地元の銀行に就職した次郎。」
このような全く違う考えを持った二人の内、どちらが投資で成功しやすいのかを論理的に説明している点なのです。
このような全く違う考えを持った二人の内、どちらが投資で成功しやすいのかを論理的に説明している点なのです。
多数派はもちろん就職組でしょう。上がるか下がるかの相場で笑うのはどちら何でしょうか?自分がどちらに属するかイメージしながら考えてみて下さい。
記事が長くなってきましたので、続きは次回という事にさせて頂きます。
お読み頂きありがとうございました。
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