2018年10月15日月曜日

初心者が投資で失敗する一番の理由



初心者が失敗するのには明確な理由があります。それは「目標」の設定ミスです。

私は初心者が失敗するのをたくさん見たことがあるわけじゃないんですが、普段からデータを扱うので、「こういう事を考える初心者は失敗するだろうな。」という見当がつきます。しかも、質が悪い事に、多くの情報が初心者を失敗の方向に導いています。

もし、これをお読みの方が、毎月利益を出したいなどと考えているのなら、それは大きな間違いだと、考えを見直すべきでしょう。そういう道もあるんですが、もしあなたがその道を進みたいならば、1日、5時間~6時間の研究を長期にわたって続けなければなりませんし、儲けられるようになってからも研究の日々は続きます。

恐らく大半の方が、仕事の合間にパパっと利益を出したい。そういう甘い考えで投資を始めるんだと思いますが、世の中そんなに甘くはありません。

ただ、

ここからが大切なのですが、設定目標次第では割と簡単に稼ぐ事ができます。毎月利益などという考えを捨てて、毎年、掛け金の20%ぐらいの利益で、満足できるというのであれば、実は儲けられる方法はたくさんあります。

どういうやり方が失敗しやすいのか、又、反対に成功しやすいのか、データを用いて具体的に見てみましょう。

「1日の動きが、ここ一週間の動きに対して、強くなってきた。だから、ここから株価は上がる。」

失敗する多くの人はこのような「超短期」×「短期」の動きを参考に、取引を行ってしまいがちです。なぜなら、証券会社のチャート(株価の動きを表す表)がそうなっているからです(笑)

実際に、この発想で取引をした場合の資産の変化をパソコンでシミュレーション(2001~2018)した結果がこちらです。損したり、儲かったり、上下に激しく動いています。



ところが、「一日の動き」×「長期的な動き」になるとどうでしょうか。



これは、「1日の動き」×「3ヶ月の動き」という条件で取引シミュレーションをしたものですが、資産は増えています。そして、興味深いことに、4ヶ月、5ヶ月..と長期の参考期間を長くすればするほど、安定するんです。ただ、そうなると取引回数も少なくなるし、何もすることがなく待つばかりの毎日という事になります。これがつまらなくて初心者の方はついつい短期的な取引を行おうとするのですが、シミュレーションからもわかるように上手くいきません。

長期的な取引で年間20%の利益を目指す。

毎月利益を出したいという方には残念なお話かもしれませんが、ある程度楽して、安全に資産を運用したいという方や、正しい情報を求めている方には、有益な情報なのでは?

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